日本時間2月26日(現地25日)、メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントが29点、8アシストを記録して、フェニックス・サンズを151-149で破った。『ESPN』によると両チームの合計得点(299)は今季最多だという。 同点とリードチェンジがそれぞれ22回ずつというシーソーゲームのなか、第3クォーターでサンズがこの日最大となる10点のリードを奪う。一方でモラントは、第3クォーターまででフィールドゴールを14本中2本しか決められず。 しかし、後のない第4クォーターだけで15点を叩き出す爆発力を見せつける。3ポイントも12本中1本しか決められなかったが、4点ビハインドで迎えた第4クォーター残り9.2秒という大事な場面でその1本を成功。その後シュートを許すも、残り1.4秒でフローターを沈めて同点に追いつき、試合を延長に持ち込んだのだ。 さらにモラントは延長9.1秒にジェイレン・ウェルズのダンクにつながるアシストを捌き、僅差での勝利に貢献した。 終盤までシュートタッチを掴むのに苦しんだモラントだが、「すべてのシュートが決まるわけではないと分かっている。1本外したからといってもうシュートを打たないということはない。自信を持ってシュートを打ち続けた」と、攻める気持ちを失っていなかったことを試合後に明かしている。 グリズリーズはこの日の勝利で38勝20敗となり、ウェスト2位に浮上した。 一方サンズは、デビン・ブッカーが28点、10アシスト、ケビン・デュラントが26点、ブラッドリー・ビールが24点とシーズンハイの11アシスト、ボル・ボルがシーズンハイの23点、グレイソン・アレンが21点を記録。サンズで5人が20点以上をマークしたのは、1990年11月11日以来初だった。しかし直近7戦で6敗目となり、苦しい戦いが続いている。