メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントが、今季終了後にトレードされるという噂が出た。現地記者がポッドキャスト番組に出演した際、「今後トレードされる可能性があるスター選手」というトピックの中で「ジャから目を離すな」と話したのが発端。アンタッチャブルと思われたルカ・ドンチッチのトレードが起こった今、何があってもおかしくないという空気感から、モラントのトレード話が各メディアで取り上げられたという流れである。 そうした状況を食い止めるべく、グリズリーズのザック・クライマンGM(ジェネラルマネージャー)は明確にモラントのトレードについて否定している。 『Daily Memphian』のドリュー・ヒル記者のインタビューで、「ただの空想に過ぎない。我々はジャをトレードするつもりはない。ジャ、このチーム、そしてこの街を過小評価し続けるのであれば、我々はコート上のパフォーマンスで答えを示す。こんなナンセンスな話題にこれ以上構うつもりはない」と断言した。 なお、クライマンGMは2019年4月に現職に就任しており、最初のドラフトで指名したのがモラントである。それ以来モラントを中心にチーム作りを行ない、今季はNBAオールスター明けの時点でウェスト2位という好位置をキープしている。一時はトラブルもあったモラントだが、チームの大黒柱として重要な存在なのは確実。現状では今季終了後のトレードはほぼないと見るのが自然だろう。