フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)のジョエル・エンビードが、昨年から悩まされている左膝について、シーズン終了までに改善が見られなければ再手術を受ける必要があるかもしれないと話している。 『ESPN』のリサ・ソルターズ記者は、日本時間2月10日(現地9日)に行なわれたミルウォーキー・バックス戦の中継の中で、エンビードが膝の修復には「恐らく再手術と長い回復期間が必要」と考えていることをレポートしたのだ。さらに左膝の負傷は、「昨年2月の最初の負傷後にはなかったもの」と考えているとエンビードは語っているという。 試合後にメディアのインタビューに応じたエンビードは、オフシーズンに手術する可能性について示唆している。 「一貫性のない何かがある場合、どこかの時点で対処しなければならない。それが何なのかはわからない。あらゆる選択肢を検討している」 エンビードは直近3試合で平均26.3点、10リバウンド、7.3アシストを記録するなど、申し分のないスタッツを残しているが、決して膝の状態は万全ではないようだ。昨年2月に手術を受けてから十分な時間がなかったことを認めている。 「完全に回復するために数か月間は休む必要があると思う。それが何なのかは分からないけど、もし同じ状況を繰り返すなら他の何かを試さなければならない」 NBAは週末のオールスターブレイクを挟んでいよいよ終盤戦へ向かう。残り30試合、エンビードは左膝をケアしつつ、ポストシーズン圏外に沈むシクサーズを上位へ押し上げることができるか。