2001年6月27日、ワシントン・ウィザーズが1巡目1位でクワミ・ブラウンを指名した。ジョージア州ブランズウィックのグリン・アカデミーを卒業したばかりのブラウンは、史上初めて高卒で全体1位指名を受けるという栄誉に輝いた。この年のドラフトはブラウンの他にタイソン・チャンドラー、エディ・カリー、サガナ・ジョップと4人の高卒ルーキーがロッタリーピックで指名を受けている。 ブラウンのキャリアは期待されたものとは程遠かった。ワシントンでの3シーズン目に平均10.9点、7.4リバウンドを記録、最初の移籍先ロサンゼルス・レイカーズでは2006年のプレーオフで平均12.9点、6.6リバウンドを記録したが、いずれもその後の怪我でチャンスをふいにしてしまう。その後はメンフィス・グリズリーズ(実際にはグリズリーズではプレーせずに移籍)、デトロイト・ピストンズ、シャーロット・ボブキャッツ、ゴールデンステート・ウォリアーズ、ミルウォーキー・バックス、フィラデルフィア・セブンティシクサーズと、8チームを渡り歩くジャーニーマンとなってキャリアを終えた。 NBAでは期待外れに終わったブラウンだったが、2017年のBIG3初年度に全体5位で指名されると、スリー・ヘッデッド・モンスターズの一員として準優勝という成績を手にしている。