ゴールデンステート・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが自身のポッドキャスト番組『The Draymond Green Show with Baron Davis』で、かつて練習中にパンチを見舞って以降関係が悪化している元チームメイトのジョーダン・プール(現ワシントン・ウィザーズ)について言及した。 先日チェイス・センターで行なわれたウォリアーズ対ウィザーズ戦後、プールがインタビューで「ウォリアーズのほとんどの選手が好き」とコメント。その動画が添付されたSNSのポストに対して、グリーンは「本当に申し訳ない」と書き込んでいた。 グリーンはポッドキャスト番組で、「3年経ったから反応した。もう前に進もう。俺たちは前を向いている。本当に申し訳ない。プールのあのコメントは、まるで同情を求めているような……自分を悪者にしようとしているような感じだった。前に進もう、そういうことだ。申し訳ない。パンチすべきではなかった。でも、それは起こってしまった。前に進もう」と過去を悔恨するとともに、これからは前を向いていこうと語った。 2人の間に亀裂が入ったのは2022年10月。練習中、プールは自分に近づいてきたグリーンを突き飛ばすと、その後グリーンがプールを殴ったというもの。この映像が外部に漏れ、メディアで取り上げられたのだ。その後グリーンはプールとプールの家族に謝罪し、チームからも罰金処分を科された。前のシーズンでは優勝していたウォリアーズだったが、このシーズンではプレイオフ・カンファレンス準決勝で敗退。シーズン終了後、プールはクリス・ポール(現サンアントニオ・スパーズ)とのトレードでウィザーズへ移籍していた。 グリーンはプールに対して若干のしこりがあるようだが、それでも自分に非があったことを認めている。 「この件については、気持ちが揺れ動いている。自分が間違っていたのは分かっているんだけど、汚い言葉を投げかけられ、突き飛ばされたら殴ったとしても不思議ではないだろう。恐らく、答えは双方の立場の中間あたりにあるんだろう。あのように殴るのではなく、抑え込むくらいにすべきだった」 昨季グリーンは、ミネソタ・ティンバーウルブズのルディ・ゴベアに対するハードファウルによって5試合の出場停止処分を受け、それから間もなく、フェニックス・サンズのユスフ・ヌルキッチの顔を殴ったとして無期限の出場停止処分を科されている。最終的に12試合を欠場することとなったが、その間グリーンはカウンセリングを受けていた。 なお、今季のグリーンはテクニカルファウルを8度コールされているものの、退場処分は昨季の4回から1回のみと大幅に減らしている。 「(過去のトラブルは)自分のせい。自分はもっと良くなる必要があったのに失敗したんだ。みんな失敗する。でも自分は失敗者ではない」