今夏のフリーエージェント市場でニューヨーク・ニックスが狙っているのは、ケビン・デュラント、カイリー・アービング、カワイ・レナードといった大物選手ばかりだ。だが、彼らがその大物選手を1人でも獲得できるかどうかは、また別の話だ。もし大物選手の獲得に失敗した場合、ニックスにはどのような策が残されているのであろうか。 SNY.tvのイアン・バグリー記者は、次にニックスが狙う候補としてビンス・カーターとカーメロ・アンソニーの名前を挙げた。以下は、バグリー記者のリポートだ。 「42歳のカーターは、来シーズン限りでの引退を表明している。情報筋によると、カーターはニックスのデイビッド・フィズデールHC(ヘッドコーチ)のことを高く評価していたが、昨シーズン、彼はアトランタ・ホークスと契約することを選んだ。 彼がホークスを選んだのには幾つかの理由があるが、最も大きな理由は「カーターは引退後にテレビ解説者になることを考えており、引退後のキャリアを考えるとターナー・スポーツの本社があるアトランタが最適な場所だった」というものだ。しかし、メディアとの関係を考えれば、ニューヨークも悪い場所ではない。 アンソニーはロサンゼルス・レイカーズと契約するという噂もあるが、数年間エースとしてプレーしたニックスでキャリアを終えることに興味を示す可能性もある。ニックス時代のアンソニーには良い時もあり悪い時もあったので、RJ・バレットやケビン・ノックスらニックスの若手選手たちにニューヨークという大都市でプレーするノウハウを伝えることができるはずだ」