マイアミ・ヒートのジミー・バトラーは7試合の出場停止処分が明け、日本時間1月18日(現地17日)の本拠地デンバー・ナゲッツ戦で2週間ぶりにプレイした。チームとの関係は「見たまま」と変化はないとしたという。『ESPN』のティム・ボンテンプス記者が伝えた。 バトラーの契約は2025-26シーズンが5200万ドル(約81億円))のプレイヤーオプションとなっており、ヒートとは新しい契約にサインしていない。トレード要求を示唆するような発言を受け、ヒートはバトラーに対して、「チームに損害を与える行為を複数回行った」として1月5日(同4日)のユタ・ジャズ戦から7試合の出場停止処分を決定した。 出場停止処分が明けた1月18日のナゲッツ戦、113-133で敗れたなかでスタメンとしてコートに立ったバトラーは33分間プレイし、18得点(フィールドゴール7/15、3ポイント0/2、フリースロー4/4)、3リバウンド、2アシストという成績だった。 バトラーは試合後、ヒートとの関係について「見たまま」と答え、「ここにいる間に自分が何を期待されているか分かっているし、自分の能力を最大限に発揮できるよう努力する」と続けたという。 バトラーは依然としてトレード希望しているとされ、ヒートは移籍先を見つけられていない。エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)はバトラーがもっとオフェンスに関与すべきかと問われると、「分からない。我々は数週間、彼を見ていない。多くの試合を欠場した。君たち(メディア)はドラマを求めているが、私はこのチームを高いレベルでプレイできるようにしたい」と冷静に対応している。 バトラーも「俺はバスケットボールをするつもりだ」と語る。 「コートに立って、実際に仲間たちと走り回るのはいい気分だった。俺はみんなと問題はない。彼らはクールだし、俺の友人だ。彼らに不満はないし、これからもない。これまでもそうだった」 果たして、ヒートは2月7日(現地6日)のトレード最終期限までにバトラー放出へ動くのだろうか。