マイアミ・ヒートのジミー・バトラーが、パット・ライリー球団社長との面談でトレード希望を改めて伝えたようだ。『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。 バトラーの契約は2025-26シーズンが5200万ドルのプレイヤーオプションとなっており、ヒートとは新しい契約にサインせず、このオプションもオフシーズンのトレードの手段としてのみ使用するつもりだとライリー球団社長に伝えたようだ。 バトラーの7試合出場停止処分は日本時間1月17日(現地16日)まで。トレードを進めるべく、ヒートは今週後半にミーティングを行なうと報じられている。さらに、ヒートのオーナーであるミッキー・アリソン・オーナーも今週後半にバトラーと面談する予定があるようだ。 『ESPN』は情報筋の話として、ヒートはバトラーのトレードについて複数のチームと交渉しオファーを受けているが、それ以上の交渉には躊躇している様子。トレード期限が2月7日(同6日)と迫っているが、ライリー球団社長は交渉に緊急性を示していないようだ。 また『ESPN』は、バトラーがトレードを要求する決断に至った問題のひとつは、1月2日(同1日)にヒートがニューオーリンズ・ペリカンズ戦に勝利した際、バトラーが全力を尽くしていなかったとチーム関係者が仄めかしたことだという。その後ヒートはバトラーに7試合の出場停止処分を科している。なお、バトラーの今季年俸は4900万ドルでこの処分により235万ドルを失うこととなるが、選手協会は「過剰かつ不適切」として異議申し立てを行なっている。 35歳のバトラーは今季、平均17.6点、5.5リバウンド、4.7アシスト、キャリアハイとなるFG成功率55.2%を記録。ヒート在籍6年目で、2020年と2023年にはNBAファイナルに導いている。