計画撤回報道から一転、76ersの新アリーナ建設に向けた契約が発表 2031年にオープン予定

ハリス・ブリッツァー・スポーツ&エンターテインメント(HBSE)とコムキャストは、フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)とフィラデルフィア・フライヤーズ(NHL)の新たな本拠地となる最新アリーナをサウス・フィラデルフィア・スポーツ・コンプレックスに建設するため、折半出資のジョイントベンチャーを設立する契約を締結したと発表した。2031年のオープンを予定しているが、前倒しされる可能性もあるという。 今回の契約によって、フィラデルフィア地域における数千人の雇用を創出し、市、地域、州に数十億ドルの経済活動をもたらすと見積もられている。さらに、フライヤーズと現在2チームが試合を行なっているウェルズ・ファーゴ・センターのオーナーであるコムキャストはシクサーズの少数株主にもなり、HBSEと共同でWNBAチームの誘致に乗り出す予定だ。 コムキャストのブライアン・L・ロバーツ会長兼CEOは、「我々はシェレル・パーカー市長とシャピロ知事のリーダーシップに感謝し、今後数十年にわたりこの地域に利益をもたらす、全米屈指のスポーツとエンターテインメントのデスティネーションを開発するために協力できることに興奮しています」と声明を発表している。 この発表の前日には、シクサーズはフィラデルフィア中心部での建設計画を断念したというニュースが流れたばかりだった。なお、コムキャストが新アリーナの命名権を持つという。

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