マイアミ・ヒートのジミー・バトラーは、トレードの噂が過熱している。『AP通信』によれば、本人は「誰にも分らない」と明言を避けたという。 現在35歳のバトラーはヒート移籍6年目の今季、ここまで20試合に出場して平均18.5得点、5.8リバウンド、4.9アシストをマーク。一方で、2月のトレード期限日前にヒートを出たがっているという情報を『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者がレポートしていた。 そこでは、バトラーがフェニックス・サンズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ダラス・マーベリックス、ヒューストン・ロケッツへのトレードに前向きであるというリーグ関係者の言葉が紹介されていた。 そのなかで、ヒートのパット・ライリー球団社長が日本時間12月27日(現地26日)、トレードの噂があるバトラーについて「我々は通常、噂についてはコメントしないが、こうした憶測がチームにとって妨げとなり、選手やコーチ陣に対して不公平であると考えている。そのためはっきりと言っておく。我々はジミー・バトラーをトレードしない」と声明を発表していた。 トレード騒動が大きくなるなかで、「マイアミに残りたいか」と問われたバトラーは「いい質問だ。誰にも分らない。でも、今はここにいる。最大限に活用し、戦って勝つつもりだ。噂もあって騒がしいけど、それでいいと思う。全然気にしない」と回答したという。 またウォリアーズ、ロケッツ、サンズ、マブズと噂される移籍先についても「リストがあるのが重要か? 俺はそうは思わない。いずれにせよ、俺のコントロールが及ぶ範囲外だ」と関心を示さなかった。