1月1日(水)午前11時(配信開始は午前10時50分)から、八村塁が所属するロサンゼルス・レイカーズ(18勝13敗/ウェスタン・カンファレンス5位。戦績、スタッツは12月30日時点のもの)は本拠地クリプトドットコム・アリーナで、クリーブランド・キャバリアーズ(26勝4敗/イースタン・カンファレンス1位)と対戦する。 今季のレイカーズはローラーコースターのようなシーズンを過ごしている。開幕直後は一時6連勝を記録するなど10勝4敗と好スタートを切ったが、その後の9試合で2勝と苦戦。しかし、直近8戦では6勝2敗と調子を上げており、ウェスト5位まで浮上している。
再度白星を上げられるようになった要因はディフェンスにある。前述の直近8試合という期間においては、ディフェンシブ・レーティングがリーグ3位(107.1)、被FG成功率が9位(44.8%)、被3ポイント成功率が2位(31.8%)。JJ・レディックHC(ヘッドコーチ)も守備の出来が好結果に繋がっていることを認めつつ、とりわけ3年目のマックス・クリスティーをキーマンとして挙げている。 「マックスの存在が、我々に守備でのオプションを増やしてくれる。成長という面でも、3年目で若い彼が試合終盤にプレイできる意味は大きい」
クリスティーは今季キャリアで初めて平均出場時間が20分を超えており(21.8分)、平均得点(7.2点)を含めほぼ全てのスタッツで自己ベストを更新。ペリメーターのマッチアップに柔軟性をもたらすだけでなく、オフェンスでも3戦連続で16点以上と存在感を発揮している。先発に抜擢されたのもちょうどレイカーズが再び勝ち始めた8試合前からと、チームへの影響力は間違いないだろう。ドノバン・ミッチェルとダリアス・ガーランドというリーグ屈指のバックコートを擁するキャバリアーズが相手なだけに、成長著しい21歳の活躍がカギを握る。
レイカーズがさらに浮上していくには、八村の活躍もポイントになるだろう。12月は12試合で平均13.1点、FG成功率53.7%、3ポイント成功率43.2%と好調。また、守備でも任されるタスクが増えてきており、12月は自身出場時のディフェンシブ・レーティングが107.0であるのに対し、不出場時は119.9まで悪化するなど、攻守でチームに貢献している。 12月29日のサクラメント・キングス戦ではアンソニー・デイビスの負傷退場により、センターも務めるなど、クリスティー同様、チームの戦術にオプションをもたらす選手として重宝されている。指揮官も八村については「チーム内で最もコーチングスタッフの要求に、応え続けている選手」と絶賛しているだけに、リーグ首位との一戦でもその活躍に期待したい。
開幕から勝ち星を積み重ねてきたキャバリアーズは、現在6連勝中と絶好調だ。エースのミッチェルを中心にオフェンシブ・レーティング(121.7)、FG成功率(50.6%)、3ポイント成功率(40.9%)の全てでリーグ1位と、爆発力のある得点力が最大の魅力だ。ミッチェルの相棒であるガーランドに加え、インサイドにはエバン・モーブリーとジャレット・アレンを擁し、ベンチ陣も含めバランスの取れた隙のない戦力が揃っている。 レイカーズは先日のトレードで獲得した、ドリアン・フィニー・スミスとシェイク・ミルトンがキャバリアーズ戦でデビュー予定。新戦力と共に、前回対戦で24点差で敗れた強者にリベンジを果たせるか注目だ。
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