今日は何の日 〜サンアントニオ・スパーズがABA出身チーム初のチャンピオンに〜

1999年6月25日、サンアントニオ・スパーズがニューヨーク・ニックスを破り悲願の初優勝を成し遂げた。この年はロックアウトでレギュラーシーズンが50試合しかないという異例のシーズンだった。 ニューヨークは8位シードからファイナルまで勝ち上がり奇跡と賞賛されたが、カンファレンス・ファイナル以降大黒柱のパトリック・ユーイングを怪我で欠いてしまう。ラリー・ジョンソン、アラン・ヒューストン、ラトレル・スプリーウェル、マーカス・キャンビー等残されたメンバーで奮闘するも、ファイナルではティム・ダンカン、デビッド・ロビンソンのツインタワー擁するサンアントニオの前にあえなく敗退となった。ファイナルMVPにはシリーズ平均27.4点、14.0リバウンドを挙げたティム・ダンカンが選ばれた。 ちなみにこの優勝でサンアントニオはABA出身チーム初の王者となった。ABAは1967年から1976年まで存在したプロリーグで、NBAのライバル的な存在だった。NBAとの差別化のためにスリーポイントを導入するなど、現代にもいくつかの遺産を残している。ABAが財政難でその歴史に幕を閉じた1976年、インディアナ・ペイサーズ、デンバー・ナゲッツ、ニューヨーク・ネッツ(現在のブルックリン・ネッツ)、そしてサンアントニオ・スパーズの4チームがABAからNBAに加入した。現在でもまだABA出身の王者はサンアントニオのみとなっている。

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