シカゴ・ブルズは開幕20試合を終えて、8勝12敗でイースト10位と苦戦している。NBAインサイダーのジェイク・フィッシャーによれば、来年2月のトレード期限までに主力選手を“バーゲンセール”にかける可能性があるという。 ブルズは開幕前、2021~24年の在籍3年間で平均25.5得点を記録したデマー・デローザンがサクラメント・キングスへ移籍。昨季キャリアハイの平均10.1得点を挙げたアレックス・カルーソもオクラホマシティ・サンダーへ新天地を求めた。 ブルズはここまで昨季怪我に苦しんだザック・ラビーンが平均21.6得点、ニコラ・ブーチェビッチが平均20.4得点、コビー・ホワイトが平均18.7得点とチームを牽引しているが、成績は8勝12敗でイースト10位と、プレイイン・トーナメント進出圏の当落線上だ。 NBAインサイダーのジェイク・フィッシャーは『The Stein Line』で、「ブルズの幹部は、2月6日(日本時間2月7日)のトレード期限に向けた交渉で、ロスターの大半について話し合う意思があることをライバルチームのフロントオフィスに伝えているという」と、ブルズはトレードに積極的な姿勢を見せているとした。 「最も注目すべきは、シカゴがラビーン、ブーチェビッチ、(ロンゾ)ボールの移籍を希望していることだ。この3人の年俸は合わせて8500万ドル(約127億円)に上る」 あるリーグ関係者は「このオフシーズンにデマー(デローザン)と(アレックス・)カルーソを喜んで移籍させたのだから、(今は)誰でも喜んで移籍させるだろう」と見立てているという。 果たして、ブルズは来年2月のトレード期限までに大きな動きを見せるだろうか。