ニューヨーク・ニックスは、開幕15試合を終えて9勝6敗でイースト3位につける。新加入のカール・アンソニー・タウンズが機能しているのが大きく、『スポーティングニュース』のDC・ヘンドリックス記者はジェイレン・ブランソンとタウンズのデュオに注目している。 ニックスは今年10月、3チーム間トレードでジュリアス・ランドルを放出し、プロ入りからミネソタ・ティンバーウルブズ一筋だった実力派センターのタウンズを獲得した。ニックスにとってセンターは長年の課題で、大きなテコ入れとなった。 タウンズはここまで平均26.8得点、12.2リバウンド、2.9アシスト、フィールドゴール成功率55.1%、3ポイント成功率50.0%と好成績をマーク。昨季の快進撃を支えたブランソンも平均25.2得点、7.3アシスト、3ポイント成功率40.4%、OG・アヌノビーが平均17.1得点、ミカル・ブリッジズが平均16.3得点、ジョシュ・ハートが平均14.1得点、9.0リバウンド、5.9アシストと続き、スタメン5人がバランスよく成績を残している。 チーム成績を見ても、118.3得点はリーグ5位、111.9失点は14位。開幕15試合を消化して、イーストで3位につけている。 『StatMamba』によれば、ブランソンとタウンズは今のまま行けば、コービー・ブライアント&シャキール・オニール以来となる、1試合平均25得点以上を記録するガード/センターのコンビになるという。 一方、タウンズが抜けたウルブズは8勝7敗でウェスト10位。アンソニー・エドワーズが平均27.9得点、ランドルが21.7得点を挙げているが、昨季ほどの勢いはない。 ヘンドリックス記者は、「ウルブズのファンはタウンズの退団を望んでいなかったが、ニックスのファンはなぜこの移籍が必要なのか理解できなかった。しかし、シーズン開幕から1か月が経ち、誰がトレードの勝者か明らかだ」と取り上げている。 「ウルブズのファンは真実に納得できないだろうが、タウンズはニックス加入後、順調に活躍している。一方、ランドルはミネソタでいくつかの壁に直面しているようで、(同じく新加入の)ドンテ・ディビンチェンゾは期待通りに調子を上げられていない。今のところニックスのコンビ(ブランソン&タウンズ)はウルブズだけでなく、おそらくNBAのどのデュオよりも完全に優れている」 ブランソンとタウンズがシーズンを通して安定した活躍を維持できれば、ニックスはカンファレンス準決勝まで勝ち上がった昨季以上の成績を残せるかもしれない。