8月2日、パリ五輪バスケットボール男子予選リーグの日本対ブラジル戦が行なわれ、84-102で日本が敗れた。 試合当日、八村塁が左ふくらはぎの負傷で離脱することになった日本は、渡邊雄太、河村勇輝、ジョシュ・ホーキンソン、比江島慎、吉井裕鷹が先発。試合は出だしから3ポイントが爆発したブラジルを、日本が追いかける展開に。85%という脅威の確率で長距離砲を計11本沈めたブラジルに、44-55と2桁リードを奪われて前半を終える。 しかし、諦めない日本は第3クォーターで流れを掴む。馬場雄大の投入で守備の強度が高まったこともあり、ブラジルの3ポイントが徐々に落ち始めると、オフェンスではホーキンソンと河村が牽引。点差を4点に縮めて、最終クォーターへ。しかし、追い上げもここまで。勢いそのままに逆転を狙うも、主力組の疲れもあり攻守での精度を欠いた日本。最終クォーターは11-25と差をつけられて、悲願の勝利には手が届かなかった。 日本はホーキンソンが26点、10リバウンド、2ブロック、河村が21点、10アシスト、渡邊が14点、9リバウンド、ベンチ出場の馬場が11点をマーク。チーム全体ではFG成功率39.5%(30/76)、3ポイント成功率39%(16/41)、フリースロー成功率80%(8/10)を記録している。 ブラジルはトロント・ラプターズなどでプレイしたブルーノ・カボクロが33点、17リバウンド、2スティール、ビトール・ベニーチが19点、元ロサンゼルス・レイカーズのマルセリーニョ・ウエルタスが13点、8アシストと活躍。チーム全体ではFG成功率52.1%(34/80)、3ポイント成功率60.7%(17/28)、フリースロー成功率90%(9/10)を記録している。 予選ステージ全試合を終えた日本は、3連敗でグループBの最下位で大会を終了。健闘するも、目標としていたベスト8進出は叶わなかった。