ニューヨーク・タイムズのマーク・スタイン記者が、ラメロ・ボールがオーストラリアNBLで「ネクスト・スターズ契約」にサインする可能性を報じている。17歳のラメロはボール一家の三男で、長男のロンゾ・ボールはNBAプレイヤーだ。2020年のロッタリーピックとも言われているラメロだが、すでにリトアニアでプロ経験があるためNCAAでプレーすることができない。そのため来シーズンをどこで過ごすかに注目が集まっているが、父のラバー・ボールによれば中国かオーストラリアに行くだろうとのこと。 ラメロが検討している「ネクスト・スターズ契約」は、ドラフト前の選手が安全な国でプロ経験を積める環境を整えるために2018-19シーズンに始まった制度だ。制度はユニークで、選手の年棒(100,000オーストラリアドル=約7,500,000円)はリーグが払い、それから選手がチームに割り当てられる。ラメロの行き先にはイラワラ・ホークスの名前が挙がっているが、まずはリーグと交渉を済ませる必要がある。 ラメロと同じ2019年クラスのトッププロスペクトであるR.J.ハンプトンが、すでに先日「ネクスト・スターズ契約」をNBLのニュージーランド・ブレイカーズと結んでおり、これからはカレッジ以外のもう1つの選択肢として広まっていくかも知れない。 大柴 壮平