2008年6月17日、ボストン・セルティックスがロサンゼルス・レイカーズを131対92で破り、フランチャイズ史上17回目の優勝を飾った。この試合の39点差は、ファイナルの最終戦における点差としては史上最大である。また、17回という優勝回数もNBA記録であり、こちらもいまだに破られていない。 ファイナルMVPにはシリーズ平均21.8得点を挙げたポール・ピアースが輝いた。シーズン前に獲得したレイ・アレンとケビン・ガーネットという二人のオールスターと共に「ビッグ・スリー」を結成したピアースだったが、キャリア初のファイナルでも主役の座を譲らず、フランチャイズプレイヤーの面目躍如という活躍ぶりだった。 ピアースは優勝後「コービー(ブライアント)が本当にベストプレイヤーなのか?」という記者の問いに「コービーがベストプレイヤーだとは思わない。俺がベストプレイヤーだ。自信とうぬぼれには線が引かれているんだ。俺がその線をまたぐことはない。でも確かな自信を持っている」と答え物議を醸した。2017年に引退したピアースは、現在はコメンテーターとしてテレビに登場、数々のとんでもない発言で、今でも世間を賑わしている。