ドレイモンド・グリーンは歴代最高のディフェンダーなのか?

今年のプレイオフが開幕した当初に、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは自分のことを『歴代最高のディフェンダーだ」と語った。 この『歴代最高のディフェンダー論争』に関しては様々な意見がある。それぞれ4回ずつ最優秀守備選手賞を受賞した経験を持つディケンベ・ムトンボやベン・ウォレスを挙げる人もいれば、デニス・ロッドマンやゲイリー・ペイトン、または現役選手のカワイ・レナード(トロント・ラプターズ)を挙げる人もいる。 あるいは、超レジェンド選手のビル・ラッセル(元ボストン・セルティックス)しかいないと断言する人もいるだろう。 NBAファイナル2019の前日記者会見でも、当然のようにこの質問が選手やコーチに投げかけられた。特に、今年のファイナルではグリーンとレナードという現役最高クラスのディフェンダーが相対するため、この論争は両チームの関係者を巻き込んでヒートアップしている。 ラプターズのニック・ナースHC(ヘッドコーチ)は「あの2人のディフェンスが比較されているのかい? まず第一に、身体能力のことを考えなければならない。ディフェンスには天性の身体能力や、サイズ、スピード、運動能力、クイックネスが重要なんだ。そのうえで、その他の点を比較しないといけない。私がいつも言っているのは『相手選手を止めることに並々ならぬ意欲があり、ディフェンスに情熱を注いでチームを鼓舞する人間が良いディフェンダーだ』ということなんだ」とコメントした。 一方、ウォリアーズのクレイ・トンプソンは「2人とも、現代の『最強ディフェンダー論争』で語られるべき選手だ。2人とも最優秀守備選手賞に値する選手だ。色々なポジションを守れるしね。彼らのディフェンス面での多才さは突出している。彼らはただリムを守っているだけじゃなくて、ポイントガードからセンターまでを高いレベルで守ることができるんだ。ただ、グリーンとは7年一緒にプレーしているから、俺はいつでも彼を支持するけどね」とコメントしている。 当のグリーンは、この質問を投げかけてきたリポーターに対して以下のように答えている。 「もし君が『俺こそが歴代最高のリポーターだ』という気概を持たずに仕事をしているなら、その時点で君はダメなリポーターだ。俺はずっと『俺こそが歴代最高のディフェンダーだ』と思ってプレーしてきた。俺は、バスケットボール・コートに立つ時はいつだって自分が思い描いた理想の選手になろうと思ってプレーしてきたんだ。そのおかげで、俺はベストの選手になるチャンスを得たんだ。 たとえ今、自分が何も成し遂げていなくても、自分がそうなれると信じないといけない。思いがけず最高の選手になれることなんて決してないんだ。自分が最高の選手になれると信じるからこそ努力をするし、その努力があるからこそ最高の選手になれるんだ。 だから、俺はいつだって自分が歴代最高のディフェンダーだと信じている。そして、そうなれるように俺はいつも努力しているんだ」

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