2018-2019オールNBAチーム発表が与える契約額へのインパクト

先日に発表された今年のオールNBAチームは、ステフィン・カリー(ウォリアーズ)、ジェームス・ハーデン(ロケッツ)、ケビン・デュラント(ウォーリアーズ)やレブロン・ジェームズ(レイカーズ)といった既に数々の素晴らしい成績を残している選手の履歴書により磨きをかける結果となった。一方、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボやシャーロット・ホーネッツのケンバ・ウォーカーらの将来の契約額に大きな影響を与える形にもなっている。 「Associated Press」のティム・レイノルド氏によると、オールNBAファーストチームに選出されたアデトクンボは、2020年のバックスとの契約5年延長で推定2億5000万ドル(約273億円)のスーパーマックス契約を受ける権利を得たという。2シーズン連続でオールNBAチームに選出され、今シーズンのMVP候補のアデトクンボが、2020年にバックスと5年2億5000万ドルのスーパーマックス契約を結ぶと、NBA史上最大の契約額となる。 また、同じく今期のオールNBAチームに選出されたウォーカーとポートランド・トレイルブレーザーズのデイミアン・リラードも、今オフにスーパーマックス契約の権利を得ることとなった。 しかし、全ての選手にとって、今回のオールNBAチームの発表が良い影響を及ぼした訳ではない。ミネソタ・ティンバーウルフズのカール・アンソニー・タウンズは、今回のオールNBAチームで6人が選ばれるセンターの一人として選ばれることは無かった。従って期待されていた5年1億5800万ドル(約173億円)から5年1億9100万ドル(約209億円)の契約額の増加は見込まれない。 一方、マックス契約を超えるスーパーマックス契約の資格を得るためには、幾つかの条件をクリアする必要がある。MVPの獲得やオールNBAチーム入り、ルーキー契約時から所属するチームと契約する場合など、特定の条件を満たした選手に限りスーパーマックス契約が与えられる。 理論上では、このスーパーマックス契約はFA市場へ出てしまうスーパースター選手と彼らが在籍しているチームが優先的に交渉できる制度となっている。 現在スーパーマックス契約を結んでいる選手は、カリー、ハーデン、ラッセル・ウェストブルック(サンダー)、そしてジョン・ウォール(ウィザーズ)の5選手。今回のオールNBAチームの発表を受けて、今オフにはリラードとウォーカーが彼らの仲間入りを果たすことが期待されている。 文:ビタラフ アドル

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