フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジミー・バトラーが上げたインスタグラムの投稿がSNS上で騒がれている。 「フィラデルフィア、そしてチームメート、ありがとう。」 そう書かれたキャプションと共に自身の写真を投稿したバトラー。一見するとファンやチームメートへ綴られたシンプルな感謝のメッセージだが、どうやら多くのファンはこれを違った意味で捉えているようだ。 今夏にプレーヤーオプションを放棄して制限なしフリーエージェントになることが確実視されるバトラーが、現時点でシクサーズに残留するという確証はない。そんな中、バトラーがこのタイミングで投稿したことで、彼が他チームへ移籍すると思ったファンは多かった。そして、バトラーの投稿を別れのメッセージと解釈したファンからのコメントが殺到して話題となっている。 昨年11月にミネソタ・ティンバーウルウズからトレードされたバトラー。シクサーズで迎えた今シーズンは、平均18.2ポイント、5.3リバウンド、4.0アシストを記録。更にプレーオフでは、レギュラーシーズンを上回る平均19.4ポイント、6.0リバウンド、5.2アシストを記録している。 シクサーズでの初シーズンを素晴らしい成績で終えたバトラーは、今夏の決断について以下の通り語っていた。 「常にハードにプレーしていればフィラデルフィアのファンは愛してくれる。そして全力を注ぐこと、彼ら(ファン)が望むのはそれだけ。ファンやこの組織にいる人達と出会い、関われたことを嬉しく思っているよ。そしてみんな本当に素晴らしい人たちだよ。」 シクサーズとの再契約を希望しているとも取れるコメントを残したバトラーが、実際にどのチームと契約を結ぶかは分からない。そして、バトラーの投稿が移籍を意味するものであったのか、または単純にファンやチームメートに綴った感謝の言葉であったのかも本人以外は分からない。 ただ一つ分かるのは、バトラーはキャリア史上で最も重要な分岐点にいるということ。NBA選手は30歳前後でピークを迎えると言われる中、今が正にその時期である29歳のバトラーにとって、今夏に結ぶ契約先が残りのキャリアを大きく左右する。そんなバトラーの決断に注目だ。