脳震盪プロトコル適用中のミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズが、現地2月22日のニューヨーク・ニックス戦に引き続き、同23日のミルウォーキー・バックス戦を欠場した。今回の脳震盪プロトコル適用まで、タウンズは自身のキャリアで1試合も欠場したことがなかった。 試合は、バックスが140-128で勝利している。 タウンズは同21日に交通事故にあい、その翌日のニックス戦を欠場した。この欠場により、彼がプロ入り以来続けていた連続試合出場記録は303試合でストップした。ニックス戦後、タウンズはミネソタには戻らずチームのミルウォーキー遠征に帯同したが、脳震盪プロトコルは解除されず、バックス戦にも出場できなかった。 タウンズは、脳震盪の兆候が完全に無くなったと診断されるまでは試合に出ることができない。 ウルブズのライアン・ソーンダーズHC(ヘッドコーチ)は、「タウンズは試合に出てチームに貢献できないことを悲しんでいる」とコメントした。 「誰もが『タウンズは連続試合出場記録が途絶えたことを気にしているか?』と私に聞くが、彼はそんなことは全く気にしていない。タウンズが気にしているのは、チームメイトのことや、試合に出て彼らに貢献できないことなんだ。たとえ試合に出られなくても、彼はチームメイトのためにユニフォームを着てベンチに座る。カールとは、そういう男なんだ」 タウンズは、ミネソタの空港に向かう途中に交通事故に巻き込まれた。彼は、チームの遠征に帯同するためニューヨークに向かうフライトに乗ることは認められたが、ニックス戦への出場は「questionable(試合出場が微妙なこと)」と発表されていた。その後の詳しい診察の結果を受け、タウンズには脳震盪プロトコルが適用されることになった。 2015年のNBAドラフト1巡目全体1位指名でウルブズに入団して以降、タウンズは全試合に休まず出場を続けていた。タウンズの『プロ入りから303試合に連続出場』という記録は、1970-71シーズン以降で最長の数字だった。