現在イースタン・カンファレンスの首位に立っているミルウォーキー・バックスが、ニューオリンズ・ペリカンズからシャープシューターのニコラ・ミロティッチを獲得した。 このトレードを最初に報じたのはESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者とザック・ロウ記者だ。ウォジナロウスキー記者によると、バックスはベテランセンターのジェイソン・スミスとスタンリー・ジョンソンをペリカンズにトレードし、その見返りとしてミロティッチを獲得したとのことだ。また、このトレードにはピストンズも関係していると、ウォジナロウスキー記者は報じている。ピストンズは、ミロティッチの対価としてペリカンズに複数のドラフト2巡目指名権を譲渡する模様だ。 New York Timesのマーク・スタイン記者によると、ペリカンズは今回のトレードで合計4つのドラフト2巡目指名権を手に入れるようだ。Sports Illusratedのジェイク・フィッシャー記者は、ペリカンズはバックスから、元々ワシントン・ウィザーズが持っていた2020年と2021年の指名権を譲り受けるそうだ。 バックスは、ソン・メイカーとの交換でピストンズから獲得したばかりのジョンソンを、あっという間にペリカンズにトレードした。このトレードによりバックスのロスターには空きが生まれたため、彼らはバイアウト市場でフリーエージェントの選手と契約することも可能になった。 3ポイントシュートを武器にしているバックスは、3ポイントシュート成功数でNBA3位(707本)、3ポイントシュート試投数でNBA2位(2,398本)、3ポイントシュート成功率でNBA12位タイ(35.5%)を記録している。 今シーズン既に85本の3ポイントシュートを成功させ、4シーズン連続で100本以上の3ポイントを決めることが濃厚なミロティッチは、必ずやバックスにフィットするだろう。今シーズン、ミロティッチは1試合平均28.9分間のプレーで平均16.7得点、8.3リバウンド、1.1アシスト、3ポイントシュート成功率36.8%を記録している。 今シーズンここまでに、100本以上の3ポイントシュートを成功させているバックスの選手は、センターのブルック・ロペスとオールスター・ガードのクリス・ミドルトンの2人しかいない。ミロティッチの加入によってバックスは更にフロアを広く使えるようになるため、ヤニス・アデトクンボのドライブが今以上に効果的になるはずだ。