ニューオリンズ・ペリカンズのアンソニー・デイビスは、来オフのフリーエージェント市場の目玉選手だが、そのデイビスのエージェントを務めるリッチ・ポール氏は、チームに「デイビスは1日も早くチームから離れたがっている」と伝えたそうだ。 ESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、ポール氏はペリカンズに対し、デイビスがチームと長期契約を結ぶ意志がないことを伝え、すぐにトレードをするように要求したそうだ。 ウォジナロウスキー記者によると、来夏にペリカンズと5年2億4000万ドル(約270億円)で延長契約した場合、デイビスは2020年にフリーエージェントになることができた。 だが、このタイミングでトレード要求したことについて、ポール氏はウォジナロウスキー記者に以下のように説明したという。 「彼の意志が硬かったから、今このタイミングでトレード要求をするしかなかったんだ。これは、アンソニーにとってもチームの未来にとってもベストな選択だ。」 The Athleticのシャムス・シャラニア記者によると、デイビスは、チームにトレード要求することを既に前もってチームメイトに打ち明けていたそうだ。 今シーズン、デイビスは1試合平均29.3得点、13.3リバウンド、4.4アシスト、1.7スティール、2.6ブロックを記録している。先週、彼は指の捻挫で約2週間ほど戦線離脱することが発表されていた。彼が負傷したのは、現地1月18日のポートランド・トレイル・ブレイザーズ戦だ。 現在3連敗中のペリカンズは、直近の8試合中7試合を落とし、ウェスタン・カンファレンスの13位にまで一気に順位を落としている(現地1月28日現在)。 昨シーズン、デイビスはプレイオフ進出争いをしていたチームを引っ張り、見事ウェスタン・カンファレンスの6位シードでプレーオフへの進出を果たした。しかし、彼らはファーストラウンドのブレイザーズ戦で4連敗を喫し、早々とプレーオフから姿を消した。 5度のNBAオールスター出場歴を持つデイビスは、直近の4シーズンで3回All NBAファーストチームに選出されているほか、これまでのキャリアで3回オール・ディフェンシブ・チームに選出されている。彼は、総得点、リバウンド数、ブロック数、フィールドゴール試投数、フィールドゴール成功数、フリースロー試投数、フリースロー成功数の各分野でペリカンズの歴代トップに立っている。