メンフィス・グリズリーズのクリス・ウォレスGM(ゼネラルマネージャー)が、先日チーム内で勃発した喧嘩についてファンに謝罪した。 デトロイト・ピストンズに101対94で敗れ、直近の13試合で10敗目となった現地1月2日の試合後、グリズリーズがロッカールーム内で『かなり感情的なチーム・ミーティング』を行ったことをウォレスGMは認めた。 ウォレスGMは「負けが込むと、選手は感情的になるものだ。特に、我々のチームは情熱的で闘争心溢れる選手の集まりだ。残念ながら、報道されたような事態は実際に起こったことだ」と事実を認めた。 The Athleticによると、ロッカールーム内で掴み合いの喧嘩をしたのはギャレット・テンプルとオムリ・カスピの2人とのことだった。同1月3日のチーム練習後に2人はインタビューに答え、テンプルは今回の事態を「兄弟喧嘩のようなものだった」と表現した。 テンプルはインタビューの中で「ある程度は報道された通りだ。だが、詰まるところ俺たちは兄弟だ。俺たちはルーキーの時からの仲だ。最終的に、俺たちは同じ方向性を確認し合ってミーティングを終えた。俺たちは前に進み続けているんだ」と説明している。 シーズン開幕から12勝5敗とスタートダッシュに成功し、昨年11月には一時ウェスタン・カンファレンスの1位に立ったグリズリーズだが、現在はウェストの10位にまで順位を落としている。 カスピは「ロッカールーム内で起こったことは、ロッカールーム内で解決しないといけない。きっと俺たち全員がチームの現状にフラストレーションを感じていたんだ」とコメントした。 ピストンズ戦後、JB・ビッカースタッフHC(ヘッドコーチ)は30分以上かけてメディアの質問に対応した。彼は「あれはチームにとって必要な対話だった」と説明した。ロッカールームがメディアに解放された時、ロッカールーム内にはベテランのマーク・ガソルとマイク・コンリーしか残っていなかった。 ウォレスGMは、今回の一件がチーム内部で処理されず、テンプルとカスピの喧嘩に関するニュースがあっという間に世間に広まったことに懸念を抱いているようだ。