現地12月5日にソルトレイクシティーのビビント・スマート・ホーム・アリーナで行われたユタ・ジャズ対サンアントニオ・スパーズの一戦で、ジャズが球団記録となる1試合20本のスリーポイントシュートを成功させた。この試合でシーズン最多の139得点を記録してスパーズに大勝したジャズは、2点シュートの成功率(60.7%)とスリーポイントシュートの成功率(60.6%)でもシーズン・ベストの数字を記録している。 更にジャズは、スリーポントシュートを6本中4本成功させたドノバン・ミッチェル、4本中3本を成功させたカイル・コーバー、6本中3本を成功させたジョー・イングルズらを筆頭に、この日試合に出場した13選手中10選手が1本以上のスリーポイントシュートを決めている。 先日、クリーブランド・キャバリアーズからジャズにトレードされたベテラン・シューターのコーバーは、2007年から2010年までジャズに所属したことがあるため、ソルトレイクシティーのファンには非常に馴染み深い選手だ。トレード後、初のホームゲームとなったこの試合で、アリーナに詰め掛けたファンから大歓声で迎えられたコーバーは、わずか15分間のプレーで15得点という大活躍を見せた。 試合後、NBAきってのシューターの1人と言われるコーバーの加入について、ミッチェルは以下のようにコメントしている。 「彼のシュートにかける自信は、チームメイト全員に伝染するんだ。それに、彼が相手ディフェンスを外に引き付けることによってフロアーにスペースが生まれるから、チームの全員がプレーしやすくなるんだ。」 試合終了後にコート上でインタビューを受けていたコーバーは、チームメイトのミッチェル、イングルズ、フェイバーズの3人から、最近のジャズでは恒例となりつつある『ゲータレード・シャワー(背後からスポーツ飲料を浴びせられること)』の洗礼を受けた。2010年まで所属していた当時とはガラリと顔ぶれが変わったジャズのチームメイトから受けた手荒い祝福に、コーバーは「ゲータレードを頭から浴びせられたのは初めての経験だよ。でも、それが今晩で良かったよ」と笑顔でコメントしていた。