今オフにトロント・ラプターズにトレードされたカワイ・レナードが、遂にコートに復帰した。 カナダのバンクーバーで開催されたプレシーズンゲームの初戦に出場したレナードは、ラプターズの一員として迎える最初の試合で12得点を上げた。チームも、ポートランド・トレイルブレイザーズを122対104で下す幸先の良いスタートを切っている。 レナードはこの試合で19分間プレーしたが、シュートの調子はあまり良くなかった。彼は4本のスリーポイントシュートを全て外し、フリースローも11本中6本成功と振るわなかった。しかし、大腿部の怪我のため昨シーズンはサンアントニオ・スパーズで僅か9試合にしか出場できなかったレナードは、久しぶりの実戦でアグレッシブに動き回る姿を披露していた。2014年のNBAファイナルMVPを受賞した男は、今年1月の試合を最後にNBAでプレーしていなかったのだ。 プレシーズンゲーム初戦ということもあり、ブレイザーズのデイミアン・リラードとCJ・マッカラムは第1Q(クォーター)だけしかプレーしなかった。それでも、リラードは12得点、マッカラムは9得点を上げている。この日のブレイザーズの最多得点選手は、16得点を上げたマイヤーズ・レナードだった。 カワイ・レナードと共にスパーズからラプターズにトレードされたダニー・グリーンは、フィールドゴール6本中1本成功の5得点に終わっている。この試合は、ラプターズのニック・ナースHC(ヘッドコーチ)にとっての初陣でもあった。 その他の注目スタッツは以下の通り。 ブレイザーズ:ルーキーのゲイリー・トレントJr.が20分間の出場で8得点。先発バックコートのリラードとマッカラムが出場した第1Qは、ブレイザーズが33対32とリードしていた。 ラプターズ:長年ラプターズの先発センターを務めていたヨナス・バランチュナスがベンチから出場し、チーム最多の17得点を上げた。レナードと同じく19分程度の出場に終わったカイル・ラウリーは15得点を上げている。