ミルウォーキー・バックスはフリーエージェントのマイルズ・ターナー(前インディアナ・ペイサーズ)を獲得するため、デイミアン・リラードをウェイブすることにしたという。『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。 バックスはリラードの残りの契約(1億1300万ドル)を分割して支払うこととなる。また、ターナーとは4年1億700万ドルの契約に合意したようだ。この契約には、2028-29シーズンにプレイヤーオプション、さらに15%のトレードキッカーが含まれるという。 昨季リラードはそれぞれリーグ10位となる平均24.9点、7.1アシストを記録。しかし、インディアナ・ペイサーズとのプレイオフ1回戦第4戦で左アキレス腱を断裂し、5月初旬の手術以降はリハビリに励んでいた。無制限のフリーエージェントとなったリラードは家族とともにポートランドでリハビリを続け、次の所属先を探すこととなる。 バックスはリラードをウェイブすることで、CBA(労使協定)の「ストレッチ条項」を利用できるという。これにより将来のドラフト資産を保持しつつ、残りの2年分の年俸を5年間(1年あたり2250万ドル)に分割できるようになる。なお、分割されたサラリーはサラリーキャップの15%を超えてはならないというルールがある。 ペイサーズで10シーズンを過ごしたターナーは、残留の意向を表明していた。NBAファイナルでオクラホマシティ・サンダーに敗れた後、代理人は契約をまとめるために動いたという。しかし、タイリース・ハリバートンが右アキレス腱を断裂したことで、ラグジュアリータックスを回避するという方針が強まり、ターナーとの契約が困難となってしまった。