19歳のディラン・ハーパーは今年のドラフトで全体2位を受け、サンアントニオ・スパーズに加入した。日本時間6月29日（現地28日）に行われた加入会見で、ビクター・ウェンバンヤマらが所属するチームの可能性に思いを馳せている。『ESPN』のマイケル・C・ライト記者が伝えた。 身長198センチ・体重95キロのコンボガードであるハーパーは、ラトガース大学1年目の今季は29試合に出場して平均19.4得点、4.6リバウンド、4.0アシスト、1.4スティールの成績をマーク。ドラフトで全体2位指名を持つスパーズから指名された。 スパーズは今季、ウェンバンヤマが2月に右肩の深部静脈血栓症と診断され、シーズン残りの試合を欠場した影響もあり、ウェスタン・カンファレンス13位（34勝48敗）でフィニッシュ。2018-19シーズンを最後にプレイオフから遠ざかっている。 しかし、新加入のハーパーは「すぐに状況は変わり、プレイオフに進出できるだろう」と前を向く。 「スパーズファンをはじめ、全ての人にとって、非常にエキサイティングなチームだと思う。楽しみなことがたくさんある。このチームの可能性は無限大だ」 デューク大のクーパー・フラッグはダラス・マーベリックスに加入。新人王を争う強力なライバルとなる。スパーズはウェンバンヤマ、ステフォン・キャッスルと2年連続で新人王受賞者を輩出しており、ハーパーも「プレッシャーを感じていないわけではないけど、この流れを維持していきたい」と意気込む。 「最大の目標は、日々成長していくこと。一日一日、一歩一歩、そしてできる限り多くの人から学ぶことだ。子供の頃、ずっとこのチームでプレイしたいと思っていた」 ティム・ダンカンやマヌ・ジノビリら偉大なOBたちの成功に続くべく、ハーパーはNBAで大きな一歩を歩み出す。