シカゴ・ブルズはロンゾ・ボールをクリーブランド・キャバリアーズへ放出し、アイザック・オコロを獲得する予定だという。『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が日本時間6月29日(現地28日)に伝えた。 2017年のドラフト全体2位指名でNBA入りしたボール。“ボール3兄弟”の長男としても知られる。 ロサンゼルス・レイカーズ、ニューオーリンズ・ペリカンズでプレイしたのち、2021年8月にブルズへ移籍。2023年3月に左膝の半月板と軟骨の移植手術を受けるなど相次ぐ怪我で2シーズンの全休を余儀なくされた。迎えた今季、ついに復活を果たし、35試合に出場(うち先発14試合)して平均7.6得点、3.4リバウンド、3.3アシスト、1.3スティール、フィールドゴール成功率36.6%という成績だった。 シャラニア記者によれば、キャブスのコービー・アルトマンGM(ジェネラルマネージャー)とスタッフは数か月間にわたってボールを獲得ターゲットにしており、2月のトレード期限にもブルズに問い合わせを入れていたという。 今季レギュラーシーズン64勝を挙げてイーストの第1シードを獲得したキャブスだが、ダリアス・ガーランドが6月に左足親指の手術を受け、全治4~5か月と見込まれていることもあり、ガードの強化に動いたようだ。 ボールを放出するブルズは、3&Dフォワードの24歳オコロを獲得予定。オコロは今季レギュラーシーズン55試合に出場し、平均6.1得点、2.4リバウンド、1.2アシストを記録した。キャリア通算3ポイントシュート成功率は35.1%という数字を残している。