生涯功労者賞を受賞したドン・ネルソンがルカ・ドンチッチのトレードについて苦言 「とんでもない間違いだったと思う」

日本時間6月9日(現地8日)、ドン・ネルソンが2025年のチャック・デイリー生涯功労者賞を受賞したと発表された。同賞は、バスケットボール殿堂入りを果たした元NBA指揮官の故チャック・デイリーを称えるもので、全米バスケットボールコーチ協会が選出する。 ミルウォーキー・バックス、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、ニューヨーク・ニックス、ダラス・マーベリックスで指揮を執った経験があり、アグレッシブなオフェンスを重視した戦術で一時代を築いた。2010年にコーチを退いた時点のレギュラーシーズンでの勝利数(1335)は当時史上最多。なお、後にサンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチ前HCがその記録を更新している。 コーチ引退後、ハワイに移り住んでいたネルソンだが、この日行なわれるオクラホマシティ・サンダーとインディアナ・ペイサーズによるNBAファイナル2025の第2戦を前に記者会見に応じた。そこでネルソンは、今年2月に行なわれたルカ・ドンチッチのトレード(ダラス・マーベリックス→ロサンゼルス・レイカーズ)について意見を述べている。 「皆さんに知っておいてほしいのは、私がルカのシューズ、ナイキの新しいシューズを履いているということだ。ダラスのトレードに抗議して履いているんだ。ダラスが彼をトレードしたのは、とんでもない間違いだったと思う。皆さんにそれを知っておいて欲しい」 こうしたネルソンの考えは、ボストン・セルティックスでプレイした自身の現役時代のコーチである名将レッド・アワーバックHCからの教えによるものだという。 「彼の哲学は、偉大な選手、例えばビル・ラッセル、(ジョン)ハブリチェック、サム・ジョーンズなど、そういう選手は手放してはいけないということだった。生涯キープして、背番号を掲げ、その選手を称える。これが私の哲学だ」 コーチ時代に8シーズンにわたってマーベリックスを率いただけでなく、息子ドニーも長年幹部としてチームに携わっていた。それだけに、一言言わずにはいられなかったのかもしれない。

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