ニューヨーク・ニックスは日本時間5月24日(現地23日)に行われたインディアナ・ペイサーズとのプレイオフ・カンファレンス決勝第2戦で109-114と敗れ、シリーズ2連敗となった。名物コメンテーターのスティーブン・A・スミスは、トム・シボドーHC(ヘッドコーチ)の采配に疑問を呈している。 延長戦の末に第1戦を落としたニックスは必勝を期し、ジェイレン・ブランソンが36得点、カール・アンソニー・タウンズとミケル・ブリッジズがそれぞれ20得点を挙げるなど奮闘。しかし、9点ビハインドの第4クォーター残り9分でシボドーHCはタウンズを下げ、残り2分25秒でタウンズを投入したが、追いつくことはできずにシリーズ2連敗を喫した。 タウンズはスタメン組では一番プレイタイムが少ない28分。20得点(フィールドゴール6/14、3ポイント2/5、フリースロー6/6)、7リバウンドを記録するも物足りなさは残る。同日にオールNBA3rdチーム選出が発表されたこともあって、A・スミスは自身のXで、タウンズの起用法に関して疑問の目を向けた。 「(2連敗しても)希望は常にある。でも、トム・シボドーがKAT(タウンズ)を28分しかプレイさせないなんて、一体どういうことなんだ。どうしても理解できない。ディフェンスのせいだって言い張るだろうが、ミッチェル・ロビンソンがコートにいたら、点差は広がった。ジェイレン・ブランソンの最後のシュート? あれは一体何だったのか分からない」 NBAのプレイオフにおいて、0勝2敗のチームが逆転してシリーズに勝利する確率はわずか7.3%。しかも、ホームでの最初の2試合に敗れた後にカンファレンス決勝を制したチームはない。 A・スミスは「ティブス(シボドーHC)が今夜何をしていたのか分からない。全く分からない!」と息を荒げていた。