日本時間5月22日（現地21日）、NBAは2024-25シーズンのMVPにオクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダー（以下SGA）が選出されたと発表した。SGAにはマイケル・ジョーダン・トロフィーが授与される。SGAはMVPの投票で2022-23シーズンは5位、昨季は2位だった。 カナダ出身選手の受賞は、2004-05シーズン、2005-06シーズンと2度MVPに輝いているスティーブ・ナッシュ（元フェニックス・サンズほか）に次ぐ史上2例目。また、サンダーの選手としてはケビン・デュラント（2013-14シーズン／現サンズ）とラッセル・ウェストブルック（2016-17シーズン／現デンバー・ナゲッツ）に続いて3人目となる。 2024-25シーズンのレギュラーシーズンでSGAは76試合に出場。平均34.2分プレイして、32.7点、5.0リバウンド、6.4アシスト、1.72スティール、1.01ブロックを記録した。平均得点、アシスト、ブロックはキャリアハイである。キャリア7年目にして初めて得点王にも輝いた。 さらに、フィールドゴール成功率51.9％、3ポイント成功率37.5％（キャリアハイ）、フリースロー成功率89.8％（リーグ6位）を記録。リーグトップとなる601本のフリースローを沈め、自己最多となる163本の3ポイントを決めた。なお、昨季は95本だった。 今季のレギュラーシーズンでSGAが20点未満に終わったのは、2024年10月31日（同30日）のサンアントニオ・スパーズ戦（18点）のみだった。最後の72試合すべてで20点以上を記録したのだが、これは1963-64シーズン（ウィルト・チェンバレンが80試合連続、オスカー・ロバートソンが76試合連続）以来、シーズン中の最長記録となった。 なお、平均1.5スティール以上、1.0ブロック以上を記録したのは今季SGAのみ。スティールはリーグ5位にランクインし、ディフェンシブ・レーティング（106.6）でリーグトップだったサンダーを牽引した。 SGAの活躍に導かれ、サンダーは今季リーグトップ、歴代でも史上6位となる68勝14敗を記録。得失点差も歴代トップの12.9点を記録した。 投票結果は以下の通り。左から1位票（10点）、2位票（7点）、3位票（5点）、4位票（3点）、5位票（1点）、合計得点。 投票は100人のメディア関係者によって行なわれた。 シェイ・ギルジャス・アレクサンダー（サンダー）／71／29／0／0／0／913点 ニコラ・ヨキッチ（ナゲッツ）／29／71／0／0／0／787点 ヤニス・アデトクンボ（バックス）／0／0／88／9／3／470点 ジェイソン・テイタム（セルティックス）／0／0／11／84／4／311点 ドノバン・ミッチェル（キャバリアーズ）／0／0／1／3／60／74点 レブロン・ジェームズ（レイカーズ）／0／0／0／1／13／16点 ケイド・カニングハム（ピストンズ）／0／0／0／1／9／12点 アンソニー・エドワーズ（ウルブズ）／0／0／0／2／6／12点 ステフィン・カリー（ウォリアーズ）／0／0／0／0／2／2点 ジェイレン・ブランソン（ニックス）／0／0／0／0／1／1点 ジェームズ・ハーデン（クリッパーズ）／0／0／0／0／1／1点 エバン・モーブリー（キャバリアーズ）／0／0／0／0／1／1点