日本時間5月15日(現地14日)、ボストン・セルティックスはホームでニューヨーク・ニックスとプレイオフ・カンファレンス準決勝第5戦を行ない、127-102で快勝した。セルティックスはシリーズ2勝目。第6戦は2日後の17日(同16日)にニックスの本拠地で行なわれる。 第4戦終盤に右アキレス腱を断裂したジェイソン・テイタムを欠くセルティックスは、試合前にジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)が選手たちに、ただ勝利のために全力を尽くすように促した。デリック・ホワイトはエースの穴を埋めるべく、3ポイント7本を含む34点を叩き出している。 マズーラHCは、「ニューヨークに戻るために必要なことをやっただけ。どんな試練に直面するかは選べないが、それにどう対応するかは選べる」と、エース欠場という窮地でも答えを見い出す努力を続けると誓った。 ホワイトは「JT(テイタム)を失うのは大変なことだ。でもうちには競争心の高い選手がたくさんいるし、今夜でシーズンを終わらせたくなかった」と、あきらめない気持ちの強さを示した。 セルティックスはジェイレン・ブラウンが26点、12アシスト、ペイトン・プリチャードが3ポイント5本を含む17点、ルーク・コーネットは10点、9リバウンド、7ブロックを記録した。なお、12分の出場にとどまったクリスタプス・ポルジンギスについて、マズーラHCはウイルス性の病気に対処し続けており、呼吸困難になっていると明かしている。 試合残り7分19秒でファウルアウトとなったニックスのジェイレン・ブランソンは、「彼らには自分たちが必要だった危機感があった」と振り返っている。またミケル・ブリッジズも、「必死にプレイしなきゃいけなかったのに、そうできなかったと思う」と自分たちのパフォーマンスを評価した。