ニューヨーク・ニックスは日本時間5月6日(現地5日)からボストン・セルティックスとのカンファレンス準決勝を戦う。昨季王者との対戦で、下馬評は決して高くない中で、主力の1人であるジョシュ・ハートは、周囲の雑音は気にしない姿勢を示した。『SNY』のトム・ハンスリン記者が伝えている。 ジェイレン・ブランソン、カール・アンソニー・タウンズ、ミケル・ブリッジズ、OG・アヌノビー、ハートとスターティング5を確立し、レギュラーシーズンは51勝31敗でイースタン・カンファレンスの第3シードを獲得。プレイオフ1回戦では、デトロイト・ピストンズにシリーズ4勝2敗で勝利した。 カンファレンス準決勝は、昨季王者セルティックスとの対戦となる。元NBA選手のポール・ピアース(元セルティックスほか)は『FS1』のスポーツ番組『SPEAK』で、「ニックスはエネルギーが少し足りない。どの上位チームに対しても上手くプレイできていない。選手層も薄く、押し込まれるだろう。セルティックスが5試合で勝つ」と古巣の勝利を予想している。 ニックスの下馬評は決して高くないが、今季平均13.6得点、9.6リバウンド、5.9アシストを記録したハートは、「もう勝負だと思われていないなら、僕たちは自由にプレイすればいい。外野が何を言ったかなんてあまり気にしていない。自分たちがどう感じるかにフォーカスしている。他人がどう思うかなんて意味がない。僕たちを称賛していた人たちが、次の日には僕たちを批判するんだからね。僕たちは自分たちのことに集中している」と目の前の戦いにフォーカスしている。 ニックスは今季、セルティックスに4敗、クリーブランド・キャバリアーズに4敗と上位陣相手に結果を残せていない。その中で、ハートは「いつもと違うシリーズになると思う」と予想している。 「プレイオフではフィジカルの激しさが増す。僕たちはフィジカルの強さには対処できるが、彼ら(セルティックス)は非常にスキルの高いチームだから、フィジカルの強さだけを気にするのではなく、相手のプレイスタイルに加えて、メンタル面でも相手の傾向を把握しておく必要がある」 果たして、ニックスはセルティックスを破り、1999-2000シーズン以来のカンファレンス決勝に駒を進めることができるだろうか。