デンバー・ナゲッツは日本時間5月4日(現地3日)にホームで行われたロサンゼルス・クリッパーズとのプレイオフ1回戦第7戦に120-101で勝利し、カンファレンス準決勝へ駒を進めた。エースのニコラ・ヨキッチは、プレイオフ前に起こったマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)解任を振り返っている。『ESPN』のラモーナ・シェルバーン記者が伝えた。 レギュラーシーズンでウェスタン・カンファレンス4位(50勝32敗)のナゲッツは、5位のクリッパーズ(50勝32敗)とプレイオフ1回戦で対戦。先に3勝2敗と王手をかけたが第6戦を落とし、勝負は最終戦にもつれ込んだ。 運命の第7戦、ナゲッツはアーロン・ゴードンの22得点を筆頭に、スタメン5人全員が15得点以上をマーク。ヨキッチは16得点、10リバウンド、8アシスト、控えのラッセル・ウェストブルックも16得点を挙げ、120-101でオクラホマシティ・サンダーが待ち受けるカンファレンス準決勝に駒を進めた。 ナゲッツと言えば、4月9日(同8日)にマイケル・マローンHCを解任。4連敗を喫していたとはいえ、レギュラーシーズン残り3試合の段階での解任劇は大きな反響を呼んだ。 ナゲッツ幹部は「変化を加えていなければ、第7戦に出場することすらできなかった」と語ったが、ヨキッチも「オーナー(クロエンケ一族)はチームの雰囲気を変えたいと思っていたんだろう。(第7戦を制してカンファレンス準決勝に駒を進めて)オーナーは求めていた結果を手にしたんだ」と感想を述べた。 デイビッド・アデルマン暫定HCは、「優勝した年(2023年)を思い出した。謙虚な自信が溢れている」とコメント。5月6日(同5日)から始まるサンダーとのカンファレンス準決勝に向けて自信を深めていた。