インディアナ・ペイサーズは日本時間5月5日（現地4日）から、クリーブランド・キャバリアーズとのカンファレンス準決勝を戦う。主軸のタイリース・ハリバートンは『The Athletic』の投票企画で「最も過大評価されている選手」に選ばれたが、対戦するキャブズのドノバン・ミッチェルは、その評判を一蹴している。『Sports Illustrated』のトミー・ワイルド記者が伝えた。 現在25歳のハリバートンは、3年目の2022-23シーズンに平均20.7得点、10.4アシストを挙げてオールスター初出場。昨季も平均20.1得点、リーグトップの10.9アシストを記録してオールNBA3rdチームに選出された。今季は73試合に出場して平均18.6得点、9.2アシストと個人成績こそやや落としたが、50勝32敗でイースタン・カンファレンスの第4シードを獲得したチームに貢献した。 そんなハリバートンは『The Athletic』の投票企画で、「リーグで最も過大評価されている選手」に選出。計158人の匿名のNBA選手が投票に参加し、ハリバートンは14.4%の票を集めた（2位はルディ・ゴベアの10%、3位はトレイ・ヤングの8.9%）。 ペイサーズとカンファレンス準決勝で対戦するキャブズのミッチェルは、「僕は投票しなかった。彼（ハリバートン）は才能ある選手だ。オールスター以降は平均20得点、12アシスト（実際には平均11アシスト）を記録している。オールスターブレイク前に、彼らをこの順位につける人はいなかったと思う」と、ハリバーソンの影響力を評価した。 キャブズのケニー・アトキンソンHC（ヘッドコーチ）も「私は彼を過小評価していない」と切り出し、「得点力があり、リードパサー、エリートジャンプパサーでもある。（守備と攻撃の）両面を兼ね備えている。リーグ屈指のエリートガードの1人だと思う」と警戒した。 ミッチェルはハリバートンとのマッチアップも予想される。「彼は（ペイサーズの）中心人物だ。彼がもたらしたものには尊敬の念を抱いている。過大評価だと言いたい人はそう言えばいい。でも、僕たちはそういう見方をしていない。彼があのグループにとってどれだけ重要か、脅威であるかは理解している」。直接対決に向けて、静かに闘志を燃やしていた。