日本時間4月21日(現地20日)、オクラホマシティ・サンダーとメンフィス・グリズリーズがプレイオフ1回戦第1戦を戦い、第1シードのサンダーが131-80で勝利した。51点差はプレイオフ史上5位、第1戦としては史上最大の得点差である。 サンダーは今季平均32.7点を挙げた得点王のシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(以下SGA)はわずか15点だったものの、ジェイレン・ウィリアムズが20点、チェット・ホルムグレンが19点、10リバウンドを記録。チーム全体でもFG成功率50.5%をマークした。 SGAは、「自分たちのアイデンティティを貫いた。それ以上でもそれ以下でもない。僕たちは1年を通して自分たちであり続けたんだ。それが成功の鍵になるだろう。自分たちに忠実であり続けることが大切なんだ」と、チームで戦った成果だと語った。 さらにSGAは、「まわりには素晴らしい仲間たちがいる。そして彼らが素晴らしいプレイをした」と、チームメイトの活躍を称賛した。 かつてグリズリーズは、2021年12月にサンダーを史上最大の得点差となる73点差をつけて勝利したことがある(152-79)。それから約3年半後、今度はサンダーがプレイオフの舞台でグリズリーズを相手に歴史を作った。 敗れたグリズリーズのジャ・モラントは、「二度とあんなにひどいプレイはしない」と試合後にコメント。デズモンド・ベインも「すぐに気持ちを切り替えないと。50点差で負けても、ブザービーターで負けてもシリーズはまだ1-0だ。確かに望んでいた結果ではないけど、2日後には挽回する機会がある」と、第2戦にフォーカスすることを明かした。トゥオマス・イーサロ暫定HCも「幸い、我々にとってここから上がっていくだけだ。分析し、学び、我々を苦しめたものを修正する」と、次戦でのリベンジを誓った。 なお、プレイオフ史上最大の得点差は、1956年にミネアポリス・レイカーズがセントルイス・ホークスを破った試合、2009年にデンバー・ナゲッツがニューオーリンズ・ホーネッツを破った試合で記録された58点差である。 第2戦は23日(同22日)に行なわれる。