ロサンゼルス・クリッパーズは日本時間4月20日(現地19日)からのプレイオフ1回戦でデンバー・ナゲッツと対戦する。膝の不安を抱えるカワイ・レナードだが、心身ともにいい状態で決戦に臨めるようだ。『AP通信』のベス・ハリス記者が伝えている。 レナードは右膝の炎症によって、トレーニングキャンプ、プレシーズン、レギュラーシーズン序盤戦の欠場を余儀なくされていた。初出場はチーム35試合目。1月5日(同4日)のアトランタ・ホークス戦だった。 レナードは最終的に37試合に出場して平均21.5得点、5.9リバウンド、3.1アシスト、1.6スティールをマーク。チームはラスト21試合で18勝、その間の攻撃力はリーグ1位と好調を維持し、レギュラーシーズン50勝32敗でウェスタン・カンファレンスの第5シードを獲得した。 クリッパーズは、プレイオフ1回戦でニコラ・ヨキッチ擁するデンバー・ナゲッツと対戦。過去2年間でプレイオフでは2試合にしか出場できていないレナードは、「ここに来られただけでも嬉しい。チームメイトが最後の最後まで素晴らしい仕事をしてくれた」と話す。 指揮を執るタロン・ルーHC(ヘッドコーチ)は、「彼がシーズン終了まで健康でいられるように、懸命に努力してきたことを嬉しく思う」とレナードに信頼を寄せる。 サンアントニオ・スパーズとトロント・ラプターズでリーグ優勝を経験しているレナード。「僕はバスケが好きだし、今でも情熱を注いでいる。試合に出ることが僕の原動力だ。何事にも浮き沈みはあるものだし、人生はそういう経験も乗り越えないといけない」と語り、ポストシーズンに照準を絞っていた。