ミルウォーキー・バックスのデイミアン・リラードが、深部静脈血栓症(DVT)から回復し、抗凝血の働きがある薬の服用を終えたことが明らかになった。『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。 バックスはリラードの復帰時期について明言しなかったが、「コート上でのバスケットボールに関するアクティビティを継続的に増やしていく」と発表していた。『ESPN』によると、リラードはインディアナ・ペイサーズとのプレイオフ1回戦第1戦には出場しない見込みだという。 バックスのジョン・ホルストGM(ジェネラルマネージャー)は、「デイムにとって素晴らしいこと。我々の優先事項は常にデイムの健康だ。DVTを早期に診断し治療してくれた医療チーム、そしてメイヨー・クリニックの血液専門医に感謝している。デイムの回復のすべての段階は、世界レベルの医療専門家とその厳格なプロトコルの指示に従って行なわれ、デイムが安全かつ健康的に復帰することが可能となる」と、声明を発表していた。 情報筋によると、医師たちはバックスの首脳陣に対し、リラードの回復の速さは前例がないほどだと伝えている。それは早期の治療、発見、そして正式な診断を受ける前にリラードを治療した専門家のおかげだったようだ。 バックスのドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は、「(リラードの)キャリアを脅かす可能性があった。彼がプレイオフでプレイする可能性が非常に高いという事実は、まさに天の恵み」と、リラードの驚異的な回復を喜んだ。 リラードが最後に試合に出場したのは3月中旬だ。それから1週間後、34歳のリラードが右ふくらはぎに深部静脈血栓症を患っており、薬を服用していることを発表していた。