今季終了後の移籍がまことしやかに囁かれているケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)に関して、ヒューストン・ロケッツが興味を示しているという噂がある。『NBA Today』に出演した『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者は、デュラント、ロケッツ双方が関心を示しているとコメントした。 ロケッツはウェスト2位でレギュラーシーズンを終え、これからプレイオフを戦う。若いメンバーは勢いがある一方で、勝負所で頼れる選手が不在なのではと疑問視する専門家は少なくない。もしゴールデンステイト・ウォリアーズとの1回戦で敗れるような事があった場合、シャラニア記者は「ロケッツはデュラントのような選手をチェックするだろう」と語った。 デュラントが優勝を狙えるチームへの移籍を模索しているのであれば、ロケッツは理にかなっていると言える。またサンズの視点でも、ロケッツは多数のドラフト指名権と若い選手を抱えているため、デビン・ブッカーを軸とした再建が進めやすくなる。 2025-26シーズン開幕前に37歳となるデュラントは来季年俸が5470万ドルで、さらに2年1億2200万ドルの延長契約を結ぶ権利も有する。今季は62試合に出場し、平均26.6点、6リバウンド、4.2アシスト、1.2ブロックと、依然リーグトップクラスのスコアラーであることを証明した。 ロケッツが本当にデュラント獲得に動くかはプレイオフの結果次第だろう。マイアミ・ヒート、ミネソタ・ティンバーウルブズ、ニューヨーク・ニックス、サンアントニオ・スパーズなどがデュラントに興味を示していると噂されており、オフにはデュラントに関する何らかの動きがありそうだ。