日本時間4月7日(現地6日)、右足首捻挫のため欠場が続いていたニューヨーク・ニックスのジェイレン・ブランソンが、この日行なわれたフェニックス・サンズ戦に出場した。約1か月のブランクがあったが、34分で15点、6アシストを記録して、112-98での勝利に貢献した。 ブランソンはフィールドゴールこそ3/9と不発だったが、試合残り2分を切った場面でリードを10点に広げる3ポイントを成功。局面での勝負強さを発揮した。怪我でこれほど長期間欠場したのは初めてというブランソンは、「もっと良くできたし、もっと悪くもなり得た。間違いなく、自分自身には改善の余地がたくさんある」と、さらなる改善を誓った。 ブランソン離脱後はオフェンスを牽引していたOG・アヌノビーは、この日も32点を記録。ブランソンは「(自分の怪我は)不幸中の幸いだったと言いたくはないけど、誰かが欠場したらチーム全体で戦い、誰もがステップアップする。みんなで団結し、成長する機会になる」と、アヌノビーを含めたチームを称えた。 サンズ戦の勝利により、ニックスは1993-94シーズン、1994-95シーズン以来となる2シーズン連続の50勝を達成。勢いそのままにポストシーズンに挑みたいところだが、今季ニックスはオクラホマシティ・サンダー、クリーブランド・キャバリアーズ、ボストン・セルティックスという上位陣に対して8戦全敗と苦戦している。残りわずかとなったレギュラーシーズンでセルティックス、キャバリアーズとの対戦を1試合ずつ控えており、ここで勝利すれば上位進出に向けて一気に弾みがつくだろう。 ブランソン復帰で追い風が吹いているニックスは、プレイオフを前にイーストのライバルを一蹴できるか。