ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、日本時間3月21日(現地20日)に本拠地で行われたトロント・ラプターズ戦で骨盤を打撲し、負傷退場となった。一夜明け、構造的損傷はなかったとチームが検査結果を発表している。 カリーはNBA16年目の今季、ここまで60試合に出場して平均24.2得点、4.4リバウンド、6.0アシスト、3ポイント成功率39.4%をマーク。36歳となった今なお、リーグ最高峰のシューターとして君臨している。 その中で、117-114で勝利したラプターズ戦の第3クォーター残り3分24秒、カリーはドライブした際に相手選手と衝突して激しく転倒。コート上で痛みに身もだえし、その後ロッカールームへと下がった。 『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者が伝えたところによれば、ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は試合後、カリーについて「彼は試合に復帰できるかもしれないと思っていた」と明かしつつ、「我々はリスクを冒さないことに決めただけ。だから、うまくいけば悪い結果ではないだろう」とMRI検査を受ける予定だとした。 同僚のドレイモンド・グリーンも、カリーが倒れた時は「恐ろしい瞬間だった」と振り返り、「彼はコートに激しく打ち付けられた。音が聞こえた。狂気じみていたし、俺らにとっても彼にとっても非常に恐ろしい瞬間だった。問題ないことを願うよ」と続けた。 ウォリアーズは3月22日(同21日)、MRI検査の結果、打撲した骨盤に構造的損傷はなかったと発表。カリーは治療のため、遠征初戦のアトランタ・ホークス戦には出場せず 、3月25日(同24日)に再検査を受ける予定だという。