レブロン・ジェームズの息子として何かと注目を浴びてしまうブロニー・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)だが、周囲の声や自分の立場について明確に理解しているようだ。『The Athletic』のインタビューで、そうした状況を自分の成長に活用としていることを明かしている。 「片方の耳から入ったら、もう片方の耳から出ていくようにしている。毎日黙々と仕事に取り組むよう努めているよ。でも、時にはそれ(周囲の声)が少しだけ自分を駆り立てることもある。人々が言っていることをすべて見ている。人々は僕がまるでロボットのように、感情や気持ちがないと思っているようだ。でもそういう状況を受け止めて、毎日早くジムへ行き、追加の練習をして、毎日映像も見る。日々成長するための燃料として使っている。Gリーグでプレイして、ベンチからレイカーズのプレイを見て学ぶこと。ロブ(ペリンカGM)が望んでいることだ」 時に好奇の目で見られることも多いブロニーだが、シーズンを通して着実に成長を遂げている。JJ・レディックHC(ヘッドコーチ)はプレイメイク、ペリンカGMも熱心さを高く評価している。そしてブロニー自身も、「成長を実感している」と手応えを明かしている。 ローテーション入りのためには、オフェンス面での成長が必須だ。先日のデンバー・ナゲッツ戦では16分出場したものの、フィールドゴールは1/5だった。Gリーグでは平均17.4点をマークしているものの、3ポイント成功率は31%にとどまっている。 偉大な父という影が付いて回るキャリアだろうが、ペリンカGMが評価する熱心さがある限り、さらなる飛躍は十分期待できるはずだ。