ゴールデンステイト・ウォリアーズは、日本時間2月7日(現地6日)にトレードでジミー・バトラーを獲得して以降、10勝2敗と調子を上げている。フランチャイズOBのクリス・マリンは、古巣がプレイオフのカンファレンス決勝進出が有力と考えているようだ。 ステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーンと並ぶビッグ3の1人だったクレイ・トンプソン(→ダラス・マーベリックス)がチームを去ったウォリアーズは、開幕後10勝2敗と好スタートを切ったが、その後は失速して年明け後に一時は負け越しまで調子を落とした。 しかし、2月7日に5チームが絡む大型トレードでバトラーを獲得。その後は10勝2敗と勢いを取り戻し、35勝28敗でウェスタン・カンファレンス6位とプレイオフへのストレートインの可能性もある。 35歳のバトラーは移籍後、平均31.0分間の出場で、17.1得点、5.0リバウンド、5.4アシストと全盛期ほどの成績ではないが、それでもエースである36歳のカリーはこの間の平均得点が30.3得点にアップしている。 キャリアで計13年間ウォリアーズに在籍した殿堂入り選手のマリンは『NBC Sports Bay Area』の番組『Warriors Pregame Live & Postgame Live』で、「見ている限り、ジミー・バトラーが来てから、彼ら(ウォリアーズ)はウェスタン・カンファレンス・ファイナルに進出する正当な候補だ。ウェスタン・カンファレンスを支配しているオクラホマシティ・サンダーについても同じことが言える。7試合シリーズで負けている、勝つ方法がないと感じるチームはそう多くはない」と、古巣を高く評価している。 ウェスタン・カンファレンスでは、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーを擁するオクラホマシティ・サンダーが51勝11敗で首位を走り、ロサンゼルス・レイカーズ、デンバー・ナゲッツ、メンフィス・グリズリーズ、ヒューストン・ロケッツなどが第2集団を争う。そういった熾烈な状況でも、ウォリアーズがカンファレンス決勝までたどり着くとマリンは信じてやまないようだ。 「ジミー・バトラーが加わって劇的に変わった。適切なマッチアップで、準備する時間もできた。プレイオフでは少なくともシリーズに2回勝つことができると確信している」 果たして、ウォリアーズは2021-22シーズン以来のリーグ優勝を果たせるだろうか。