日本時間3月5日(現地4日)に行なわれたロサンゼルス・クリッパーズ戦に119ー117で辛勝したフェニックス・サンズだが、プレイイン・トーナメント圏外のウェスト11位と苦戦している。そんななか、クリッパーズ戦中に起こったケビン・デュラントとマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)のやり取りがフォーカスされた。デュラントがタイムアウトでベンチに下がる際、ブーデンホルザーHCと言葉を交わした後、手を払うようにしたのである。 両者の関係を危惧する中、デュラントは試合後のインタビューで関係悪化を否定した。『The Athletic』がレポートしている。 「僕たちは、物事を正しい方法で成し遂げたいと願う者同士で、個々の競争心が強いんだ。時々、僕のやり方がバド(ブーデンホルザーHC)のやり方と違うこともあるし、その逆もある。彼はチームの一員として、ベテランとして、僕が意見することを許してくれる。外野の人たちは僕たちの関係性を知らないんだ」 サンズが苦戦している時だからこそこうしたシーンがフォーカスされてしまいがちだが、先述の通りクリッパーズ戦には勝利している。ウェスト10位のダラス・マーベリックスとは3ゲーム差、8位のサクラメント・キングスとも4ゲーム差で、残り20試合で挽回する可能性は十分。勝利をあきらめずに戦っている証拠とも言えるデュラントとブーデンホルザーHCの熱さで、終盤戦の巻き返しを成し遂げることができるか。