ウェスト下位に沈むニューオーリンズ・ペリカンズのなかで光明と言えるのが、ザイオン・ウィリアムソンの奮闘だ。左ハムストリングの張りで開幕から約2か月欠場が続いたが、復帰後は元気にプレイ。特に直近10試合では平均27.1点、FG成功率61.8%とオールスターレベルのスタッツを残している。 こうした好調の要因のひとつに、体重が減っていることが挙げられるかもしれない。『ESPN』のマイケル・C・ライト記者が自身のXに、「2日前の体重が264ポンド(約119.7㎏)だったそうだ。これはペリカンズが彼をドラフトして以来、最も軽い」とポストしているのだ。 ウィリアムソンは5年総額1億9720万ドルという大型契約の2シーズン目を迎えている。この契約には体重や出場試合数に関する規定があり、中には「体重(ポンド)と体脂肪率の合計が295以下でないと来季の年俸が20%減となる可能性がある」といったものもある。 また、チームは欠場試合数の多さを理由に契約を無保証にすることができるものの、コート上でのパフォーマンスを鑑みればそのオプションを行使することはなさそうだ。一方で、下位に沈むチームの再建を進めるにあたり、今季終了後フロントがウィリアムソンのトレードオファーに耳を傾けるかもしれないという報道もある。 ドラフトロッタリーの結果が一つ目安となるかもしれないが、ウィリアムソンが健康体を維持して現状のパフォーマンスを出し続ける限りは、来季もペリカンズのユニフォームに身を包んでいる可能性が高いだろう。