サンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)は昨年11月に軽い脳梗塞を発症し、以降はチームから離れているが、今シーズン中には復帰しない見込みだという。『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が伝えた。 75歳で今季就任29年目を迎えていたポポビッチHCは、開幕から5試合チームを率いたが、軽い脳梗塞を発症して離脱。以降はミッチ・ジョンソンAC(アシスタントコーチ)が指揮官を代行し、21勝27敗の成績を残している。 ポポビッチHCは昨年12月、「リハビリを手伝ってくれている人たち以上に、私が早くベンチに戻ることを願っている人はいないと思う。彼らは私が言うことを聞かない人間だとすぐに分かっただろうからね」と自身の頑固さをジョークにしつつ、サイドライン復帰への意向を示していたが、今シーズンは復帰しない見込みだという。 2年目のビクター・ウェンバンヤマが右肩に血栓が見つかり、今季残り試合を欠場する見込みとなったことも、その決断に至るきっかけとなったようだ。 『ESPN』のマイケル・C・ライト記者は、ポポビッチHCについて「NBAでの将来は不透明」としつつ、「ポポビッチHCとウェンバンヤマはこの数日、緊密で連絡を取り合っていたという。ウェンバンヤマの診断を受けて、ポポビッチHCは積極的にコミュニケーションを取り、指導を行っている」と伝えている。