ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、チームの本拠地チェイス・センターで行なわれたNBAオールスターゲームにコメンテーターとして出演した。4チームが競う新しいフォーマットを「10点満点で0点」と酷評したり、ライジングスターズ優勝チームについて「視聴率が下がっているから、試合がつまらないからライジングスターズを連れてくるのか? それは解決策ではない」と語ったりと、歯に衣着せぬコメントで中継を盛り上げた。 中継中、グリーンはレギュラーシーズン終盤戦を迎えるウォリアーズについても語っている。2月上旬のトレードでマイアミ・ヒートからジミー・バトラーが加入したことで、さらに手応えを感じているようだ。 「ジミー・バトラーがここに来てから、すべての試合に勝てると信じて試合に臨んでいる。そうした姿勢は、このリーグではとても大きな意味を持つんだ。『この試合は負けそう』と思いながら試合に入るといい結果にならない。彼は信念を取り戻させてくれたんだ。自分たちはチャンピオンシップを獲れると信じている」 ウォリアーズはバトラー加入以降の4試合で、3勝1敗と勝ち越している。さらに『NBC Sports』は、バトラー加入によってディフェンスも大幅に改善されていると報じており、終盤戦に向けた好材料と言えるだろう。 現在ウォリアーズは28勝27敗でウェスト10位につけている。6位のロサンゼルス・クリッパーズ(31勝23敗)とはわずか3.5ゲーム差だが、ウォリアーズと同じ勝率のサクラメント・キングスはトレードでザック・ラビーンを獲得し、11位のフェニックス・サンズ(26勝28敗)もケビン・デュラント、デビン・ブッカーなどタレントを揃えている。決して油断できない戦いが続くが、勝てるという信念を取り戻したウォリアーズはライバルたちを押しのけ、さらに順位を上げることができるか。