「スリーピート」の商標を持つヒートのパット・ライリー球団社長、収益の使い道が明らかに

スポーツチームが3連覇することをスリーピートと言うが、実はこの言葉、マイアミ・ヒートのパット・ライリー球団社長が商標を所有している。ロサンゼルス・レイカーズの指揮を執っていた1980年代後半に発した言葉で、その後約35年にわたって保有し使用料を得ているという。今年NFLのカンザスシティー・チーフスが3連覇をかけてスーパーボウルに臨んだことから注目を浴びた格好だが、ライリーはこの言葉から得られる金銭を様々な慈善団体に寄付していると明かした。『AP通信』が報じている。 ライリーと妻のクリスは、とりわけフロリダ州タンパにある特殊作戦戦士基金をはじめとした、退役軍人とその家族を支援する団体をサポートしているという。ライリーは、自身とヒートが退役軍人団体に行なっている寄付は、「彼らが受けるべき恩恵に比べればごくわずか」と述べている。 「彼らは非常に愛国的で、勇敢で、誇り高い人々だ。私たちの安全を守るために彼らがしていることは、アメリカ人が提供できる最も勇気ある犠牲のひとつである」 ライリーとヒートは、約20年にわたって帰還兵士や消防士を定期的にヒートの試合に招待するだけでなく、試合前のコート上での式典を行なうなどして彼らを称えてきた。2010年にはトレーニングキャンプをフロリダ北西部の軍事基地で行なったこともある。 特殊作戦戦士基金は、近年ライリー夫妻から20万ドル、さらにヒートの支援者から集めた10万ドルをライリーが選んだ慈善団体に寄付している。戦死した兵士や名誉勲章受章者を称え、それらの兵士の子どもたちを幼稚園から大学まで支援する「ゆりかごからキャリアまで」と称する計画の一環だ。さらに、医療を必要とする重傷の戦闘傷病兵、負傷兵、特殊作戦兵にも資金援助を行なっている。 なお、ライリーはチーフスが3連覇した場合に備えて「スリーピート」の使用に関する契約をチーフスと結んでいたという。結局チーフスは敗れたものの、もし勝利していれば収入が発生することから、エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)と何人かの選手はチーフスを応援していたようだ。ライリーがチームにワインをプレゼントしてくれることを期待していたと、冗談めかして話している。 無論、ライリーがこうした寄付活動をほとんど明かさずに行ってきたことについて、スポールストラHCは「そこには素晴らしいストーリーがある」と尊敬を込めて称えている。

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