日本時間2月12日(現地11日)、フェニックス・サンズのケビン・デュラントが、この日行なわれたメンフィス・グリズリーズ戦でキャリア通算得点が3万点に到達した。3万点超えは、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)、カール・マローン(元ユタ・ジャズほか)、コービー・ブライアント(元レイカーズ)、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、ダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス)、ウィルト・チェンバレン(元レイカーズほか)に次ぎ、歴代8人目の快挙である。なお、NBAとABAの通算得点を合算すると、ジュリアス・アービング(フィラデルフィア・76ers)も含まれる。 デュラントは第3クォーター終盤のフリースローで大台に到達。試合には112-119で敗れたものの、最終的にはゲームハイの34点をマークした。 試合後デュラントは、「NBAの形成に貢献し、前進させた選手たちと同じカテゴリーに入れるのは本当に名誉だ。それは常に自分の目標だった。キャリアの中で毎日、自分の力を最大限に引き出すんだ」と、レジェンドたちに敬意を払いつつ、自らのポリシーを明かした。 これまで4度得点王に輝いたデュラントは、キャリア17年目を迎えた今もリーグ屈指の点取り屋だ。対戦相手であるジャ・モラントは、「彼は偉大な選手の1人。誰もがこのリーグで3万点を取れるわけじゃない。彼をリスペクトするよ。そしてこれからも活躍し続けて欲しいと思っている」と、デュラントの偉業を称えた。 さらに、ノビツキー、アキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)といったレジェンドたちも、デュラントの3万点到達を称賛。そのことを伝えられると、デュラントは殊の外喜んだ。 「僕はダークとアキームから本当に多くの技術を盗んできた。犯罪と言ってもいいくらいだ。常に偉大な選手たちからインスピレーションを受けてきましたし、彼らのレベルに到達したいといつも思っていた。NBA選手であることはとても刺激的なこと。そして、彼らと同じ場所に立てるなんて信じられないことだ」 グリズリーズ戦を終えて、デュラントの通算得点は3万8点となった。7位のチェンバレン(3万1419点)まで1411点、6位のノビツキー(3万1560点)まで1552点まで迫っている。怪我による長期欠場がなければ、来季中には到達できるはずだ。
第3クォーター終盤のフリースローで大台に到達。試合終了時点では3万8点まで記録を伸ばした